2025.05.12
婚活百景 縁は異なもの味なもの

実話を交えながら、いろいろな方の出会いを書いていこうと思います
一つの小説を読む感覚で、皆様のこれからのご縁を導く参考になりますように
つぶやきアプリの出会い
50歳目前にした女性が、最近しみじみと感じる事それは女性としての老いである
この一話目の主人公である彼女も同じく、閉経目前とした更年期を迎える、その時
ふと、人生を振り返った、やり残したこと後悔、今ならまだやれることはないか
彼女は30代前半でバツイチになり子供を一人育てながら仕事をしてきた
子どもが成人すると、今までがんばってきた体に異変が出始めた。
更年期である。
女性としての卒業を体から言われている気がした。
このまま、もう誰とも恋愛することもなく一人で老後を迎えるのだろうか
一人は気楽でいいし、自由でのんきでいいものだと、今更誰かと生活をともにして面倒を背負いこむことはないと常々考えていたが、子育てが終わると生活の時間に余裕がある
つまり暇な時間があることに気が付いた、特に趣味や好きな事があるわけではなかったし
この時間の有効活用を探したくて、とあるつぶやきアプリで投稿してみた
「アラフィフ、人生つんでます。何か楽しみないかな」
すると、同世代からたくさんのコメントが返ってきたな
「好きな事さがして楽しめばいいですよ」
「老後の蓄えを考える無駄な支出は考えもんですね」とか
ありきたりの内容が多い中で
「時間あるなら、僕とデートしましよう」
何十年ぶりに男性からナンパされた気がして思わず心が躍った自分にびっくりした
その中でも
「まずは僕とお話楽しみませんか?
あなたの時間僕にすこし分けてください」
このコメントに一番安心と、自分の望んでいることのようなきがして
彼女は返信した
「ぜひ、よろしくおねがいします」と
それから、毎日彼とのやりとりが始まった。
話の内容はお互いの自己紹介から始まり、日々のたわいない状況報告、何か特別なことはなかったが、普段職場の人以外とは会話しない彼女はこのささいなやりとりですら
新鮮で楽しかった。
そんなある日、突然彼から
「週末仕事で静岡にいきます。温泉にでも泊まって日頃の疲れを癒そうかと思っています。もしよろしかったら、一緒にいかがですか?
もちろん部屋は別に用意しますから、だけどそれも貴女次第といったらずるいかな?」
と
彼女は彼の真意にびっくりしました
そうだ、これが男女の関係なんだと久しぶりに体が高揚しました。
しかし、彼女はこんな安易な出会いで簡単に会ってしまうことに恐怖を感じて
彼とのやりとりをやめてしまいました。
今まで、おはようの連絡が当たり前のように来ていた時間がぽっかり空いてしまい
誰からも連絡がこないスマホみてため息がでました。
恐怖を感じたのも事実、だけど楽しかったのも事実、勇気を持てたらもっと違う毎日になっていたかもしれない。そんな後悔をまた一つ作ってしまった。
さあ、皆さまならどうしますか?
何が正解かわからないのが恋愛だし、どこに縁があるかもわからないのが世の中です
結果
彼女は、また別の方と仲良くなり、お互い好きな旅行を楽しみ毎日に彩りを感じながら生きています。
人生の折り返し地点、まだまだやれることあるから楽しいと